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事務所の移転や店舗の開業でネットを準備するときは、開店日に回線がつながるだけでなく、レジ・決済・予約・業務システムが動く状態を目標にしましょう。回線選びと機器設定、実機テストを別々の予定として組むことが大切です。
物件と開店予定日が決まったら、早めに提供確認と申込み相談を始めます。工事枠や建物側の手続きによって間に合わないこともあるため、確定した日程と調整中の予定を分けて管理してください。
店舗・事務所で継続して使う回線の候補
通常営業で使う回線を、人数・業務システム・サポート要件から選びましょう。事務所移転や店舗開業というだけで、短期レンタルを選ぶ必要はありません。
SOHO・個人事業主の店舗や事務所:SoftBank 光
ソフトバンク公式でもSOHO・個人事業主向けに案内されている回線です。住所の提供可否、契約名義、電話や業務端末の対応、工事日を確認して比較します。セット割は対象契約と指定オプションの条件を満たす場合に限られます。
申込窓口の選択肢1:NEXT(広告)
開通希望日、契約名義、店舗・事務所での使用を伝え、受付対象と特典条件を確認してください。
申込窓口の選択肢2:GMOとくとくBB(広告)
同じSoftBank 光の別窓口です。回線そのものが別商品になるわけではありません。必要なオプション、特典の受取手続き、希望する名義での受付条件を比較し、申込みは選んだ1窓口にまとめます。
法人の複数拠点・保守やネットワーク設計も必要:法人向け回線
固定IP、拠点間接続、障害時の対応などに要件がある場合は、家庭向けの申込窓口だけで決めず、法人窓口で回線と機器・設定・保守をまとめて比較してください。
ソフトバンクの法人向けネットワークを比較する(通常の公式リンク)
物件と開業・移転予定日が決まったら、早めに提供確認と工事の相談へ。レジや電話が使えることを確認する日も含めて日程を組みましょう。広告窓口で希望の法人名義や業務要件に対応しない場合は、公式法人窓口へ相談してください。
まず、仕事で使う端末を1枚にまとめる
「法人向けの速い回線が欲しい」だけでは必要な構成が伝わりません。下の表を埋め、回線事業者・機器販売店・業務システムの担当者との相談に使います。
| 端末・用途 | 書き出す情報 | 確認先 |
|---|---|---|
| レジ・決済 | 機種、台数、有線/無線、通信停止時の扱い | レジ・決済サービス提供元 |
| パソコン・会議 | 同時利用人数、VPN、ファイル送信 | 社内担当・システム提供元 |
| 予約・注文端末 | 機種、利用する部屋、接続方法 | 予約・注文サービス提供元 |
| 電話・カメラ | 番号継続、録画方式、遠隔確認の必要性 | 電話・機器の提供元 |
| 来客用Wi-Fi | 想定人数、利用範囲、業務通信との分離 | ネットワーク設定担当 |
家庭での動画視聴と、店舗での決済では、通信が止まったときの影響が違います。最大速度の数字だけでなく、障害時の窓口・営業時間・機器設定の担当範囲も比較してください。
開店までの準備は5段階に分ける
- 物件決定後:住所・建物名・区画と利用開始希望日を伝え、提供可否を確認する。
- 工事内容が分かったら:管理会社へ引込経路、共用部作業、穴開け等の承諾手順を確認する。
- 内装・機器配置を決める段階:レジ位置、電源、LAN配線、機器の設置場所を相談する。
- 工事・設定後:実際の端末を接続して動作確認する。
- 開店前:担当者が不在でも使えるよう、窓口・契約情報・復旧手順を社内で管理する。
工事日を決める前に、内装工事で設備が隠れないか、作業員が入室できるかを照合します。移転の場合は旧事務所の終了日、電話の引継ぎ、機器の返却・撤去も一覧にしてください。
業務用と来客用のWi-Fiを分ける
飲食店や美容室で来客にWi-Fiを提供する場合は、レジ・予約端末と来客の通信を分離できる構成を相談します。NTT東日本も、オフィス・店舗で業務用と来訪者用のネットワークを分ける構成を紹介しています。
単にWi-Fi名を二つ作れば十分なのか、使う機器で通信を適切に分けられるのかは設定担当者に確認してください。店内が広い、壁が多い、厨房を挟むなどの場合は、受付だけでなく実際に端末を使う場所で試します。
固定IPやVPNは「必要なシステムがあるか」で決める
事務所だから必ず固定IPが必要というわけではありません。使う業務システムが固定IPや特定の接続方式を要求するか、提供元に確認します。VPNも、回線・ルーター・接続先の要件を照合する必要があります。
相談文:「○人が同時にWeb会議と○○システムを使います。接続条件、固定IPの必要性、対応ルーター、設定作業、障害時の対応範囲を見積もりに分けてください。」
見積もりは回線・機器・設定・保守を分ける
- 回線とプロバイダー:月額・初期費用・契約期間。
- 機器:購入・レンタル・リースの別、台数、更新や返却の条件。
- 工事・設定:配線、設置、端末接続、来客用との分離。
- 運用:問い合わせ窓口、対応時間、訪問対応の有無と費用。
- 移転・終了:工事費の残額、解約・撤去、電話番号の扱い。
「月額○円」の中に、どこまで含まれるかを明確にします。見積もりの対象外になっている設定作業は、誰がいつ行うかを決めておきましょう。
開店前の動作テスト表
- 各売場・施術スペース・執務席で端末が接続する。
- レジ・決済は提供元の指定するテスト手順で確認する。
- 予約・注文・印刷など、営業中に使う一連の操作を試す。
- 来客用の接続設定と、業務端末との分離を確認する。
- 不通時の受付・会計方法を、利用サービスのルールに沿って決める。
- 機器・回線の問い合わせ先を、担当者以外も確認できる場所に保管する。
通信障害時にどの機能が使えるかは、レジ・決済・予約の各サービスで異なります。自己判断で「オフラインでも全部大丈夫」とせず、提供元の案内を確認してください。
情報確認日:2026年9月20日。個別の回線設計・提供可否・端末適合は各提供元に確認してください。